二十四節季 大暑
2019年7月23日(火)は大暑です。
大暑は二十四節季の中で12番目に当たります。
一年で最も暑い時期とされていて、これから真夏日や熱帯夜が続きます。
東北地方ではねぶた祭や竿灯祭などが始り、夏に発生する昆虫たちも騒ぎはじめます。
酷暑で気温が高いうえに雨が多く気候は蒸し暑くなります。
このような気候では、しっかりと休養することができず、虚弱な方は特に夏痩せや暑気あたりなどになりやすくなります。
厳しい日差しや日光に長時間当たることを避け、室内の換気と通風を良くして過ごしましょう。
<暑気あたりの前兆>
- 身体に力がはいらない
- 頭がぼうっとする
- 息苦しい、呼吸が浅い
- 注意力や集中力が持続しない
- 汗が多く出て、喉の渇きが癒えない
- 吐き気(悪心)が現れる
上記のような症状が現れた場合は、風通しの良い涼しい所で休み、塩分を含んだ飲み物(白湯など)を飲みましょう。また、しばらくは体内に熱がこもっているので熱性のある食べ物は避けましょう。
二十四節季は、古代中国で作られたより季節を正確にとらえるための基準となる指標です。
太陽の動きをもとに、太陽が移動する天球上の道(黄道)を24分割したものになります。
つまり、四季(春夏秋冬)をさらに6分割することで、半月ごとの季節変化に対応できるようになり、天候に左右されてないように対処することができます。
これは、日本でも約1,500年前から用いられ生活の中に取り入れられ、今でも年中行事や挨拶などで使われています。
中医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。
これらの基本を知り、二十四節気ごとの生活様式や食材を知ることで、より健康で美しく暮らしていきましょう。